オムニバスの傑作『リンクス』著:キヅナツキ

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リブレ出版 BBC DELUXE(ビーボーイコミックス デラックス)キヅナツキ先生『リンクス』をご紹介します!

初めての記事でどの作品をご紹介するかかなり悩みましたが、私が「オムニバス」ってどういうお話なんだろうと考えたときに出会った大好きな作品です。

オムニバスとは?

いくつかの独立したストーリーを並べて、全体で一つの作品にしたもの。

辞書などで調べて、というよりは読んでいるうちにそうだったなと思えるようなイメージが強いですよね。私もそんな出会いでした。

以下裏表紙より引用です。感想、レビューなどで内容に触れています!かいつまんで内容が知りたい!!という方は赤字、マーカー部分だけでも読んでもらえたらうれしいです。

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4組の”なりそこない”の恋人たちがリンクする…—————

コミュ障ラジオDJ「関屋」× 超絶フレンドリーおっさんの「新発田」

メゲないセフレ「弥彦」× 過去の”ある男”にとらわれるカフェオーナー「秋葉」

・自宅ワーカー彫金師「亀田」× 食いしん坊捨て猫ボーイ「荻川」

兄を亡くしたもともとノンケ「佐渡」× ヤクザの跡取り息子「中条」

リブレ出版 BBC DELUXE『リンクス』より

この4組のカプそれぞれで話が進んでいきます。”なりそこない”、というワードが気になりますよね。そしてなにより表紙が目を引いて、短編のタイトルが独特です。自然の花や葉の描き方だったり、コミカルとシリアスの描き分けギャップがすごいので、ここからはさらに踏み込んでこちらの作品について語っていきたいと思います。

コミュ障ラジオDJ「関屋」× 超絶フレンドリーおっさん「新発田」

このカプはひたすらに面白い。好きな物事にいけいけどんどんの新発田さんは、秋葉が営むカフェで関屋くんと出会います。新発田さんは関屋くんのラジオの大ファンで、彼の押しが強いこと、強いこと。今思えば出会った時からメロメロ注意報がでていたのかもしれません(^^)さらにコミュ障のハズの関屋くんは新発田さんに対して意を決するシーンは息をのみます。心拍音が上がること間違いなしです。冬に読みたいお話ですね。

メゲないセフレ「弥彦」× 過去の”ある男”にとらわれるカフェオーナー「秋葉」

このカプは内容的に一番オトナです。佐渡の部下である弥彦佐渡の兄と高校の同級生である秋葉の二人は一番”なりそこない”の恋人なのかな、と個人的には思います。そして確実に心臓がギュってなります。押しの強い新発田さんカプが『癒し』とするなら二人のやり取りは『静かな波乱』ですね。たまらないですし、しんどいが至高となるには時間を要します…でもとても癖になります

自宅ワーカー彫金師「亀田」× 食いしん坊捨て猫ボーイ「荻川」

このカプはよく分からないです(褒めてます。ありったけの語彙力をかき集めていうならば『猫アレルギーの同居人が居ても飼わなきゃならない時がある』です。よく分かりませんね。読んだら分かって頂けると思います(^^)美味しいものを食すシーンはお腹がすきます。間違いありません。ゆっくり時間が進んでいく描写は読んでいて休日を味わえます。すっきりしたコーヒーや紅茶と共に読むのがおススメです。後にびっくりすることが起きます。そして最後に疑問が残ります。彼は一体どっちなんだろう?と。

兄を亡くしたもともとノンケ「佐渡」× ヤクザの跡取り息子「中条」

『リンクス』の主軸のカプです。キヅナツキ先生が描かれる男性は、「可愛い」や「男らしい」など自然になじんで気持ちに侵食してくるので、過去から描かれるぶんじっくり味わえます。秋葉との繋がりが分かったり、裏社会の一部が出てきますのでもしかしたら苦手な方は一定数いらっしゃるかもしれません。それでも佐渡の勢いをつけた感情をぶつけるシーンや、中条の本音、そして中条の親は注目です。クライマックスは怒涛なので、読み終わりは心の奥に染みてきます。感情に余裕が持てなくなったり、思わぬ言葉で後悔したりしないように。ふとしたときに読み直したくなる作品です。

おわりに

さて、4組のカプはそれぞれで独立した世界観がありつつも、人と人とが繋がっています。自身が気づけないものがいつか自身に返ってきたり、言葉で悩んだりしてなかなか言えない気持ちなどがあったりしたら、たまにはぶつかってみるのもアリかもしれません(^^)

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