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竹書房 BAMBOO COMICS Qpa collection(バンブーコミックス クパコレクション)『オーバー・スコール』を紹介します!
以下、裏表紙より引用です。感想・レビューで内容に触れています!かいつまんで内容が知りたい!!という方は、赤字・マーカー部分だけでも読んでもらえたら嬉しいです。
※作品の内容をもとに、当ブログ向けに一部表現を調整・要約しています。
5年間の恋が、一瞬で終わった。
断ち切れない想いを胸に抱えたまま、思い出の公園でひとりぼんやりとしていた夏朗(なつろう)に声をかけてきたのは、別れたばかりの恋人にどこか似ている男・梅雨彦(つゆひこ)だった。
かわいそうなのを放っておけないと半ば強引に連れ帰られ、多くの言葉を交わさず、元彼を重ねて自分を抱けばいい、と梅雨彦に流される形で一時の快楽に溺れてしまう。
自分でも知らなかった一面を暴かれるような一夜の後、再会の約束をして無邪気に微笑む梅雨彦に夏朗の中では何かが確実に変化していたが、彼はやっかいな性癖を抱えていて―――。
竹書房 BAMBOO COMICS Qpa collection『オーバー・スコール』より
待ってましたスピンオフ!元彼と再会した恋人と別れた夏朗さんのお話
上田先生の作品でスピンオフが読めるとは…と歓喜した作品です(^^)ぜひ未読の方は当ブログでも紹介していますので是非そちらから読まれることをオススメします!!より世界観に浸れますよ♪

黒髪で爽やかな短髪、優しい雰囲気をまとった抱擁力のある夏朗(なつろう)さんが今回の主人公です(^^)前作『ワンダー・ボーダー』では、切なく洋春(ひろはる)くんからの別れを受け入れた夏朗さんでしたが、付き合っていた時の思い出に浸りながら、夜に大事な思い出の一つである公園に一人きりでいました。そこに梅雨彦くんが通りかかるところからお話が始まります。
少しだけ洋春くんと似た梅雨彦くんに何か引っかかる感じがしつつも、半ば強引に話を聞こうと連れ出され、夏朗さんは梅雨彦くんのお家へ…そのまま誘われて一夜を共にします。むき出しの感情を暴かれたようで、今まで抱えていたモヤつきを晴らされていたことに気付きます。
誠実な夏朗さんと奔放な梅雨彦くんの対比
失恋をしてしまい傷心中な夏朗さんを励まそうとした気持ちはとても尊くて優しいものであると同時に、梅雨彦くんの奔放な性癖はかなりやっかいなものでした。誠実に恋というものを育んでいこうとする夏朗さんとは違い、”かわいそうな人を慰める”ためだけの感覚に何も疑問を抱くことができず、自分が身を委ねることで満足感を得る。これは二人が出会ったことで確実に向き合わなければならないものでした。
梅雨彦くん、ゲームで人の感情を学び始める
あるすれ違いから、すれ違ったままではなく理解を深めようと夏朗さんはお家でゆっくり出来ることを…と遊びに誘います。その過程で乙女ゲームで人の感情とは何かをよく知るためにゲームで考え見つめなおすことにした梅雨彦くん。このシーンがほのぼのとした間合いから、感情が揺さぶられる表情とのギャップが凄まじいです…そこが推しポイントでもあるのですが、なんというか切なさもたまらなくて最&高(^^)
梅雨彦くんの身体を重ねることで慰めたいという癖は、姉が亡くなってしまい落ち込んでいた婚約者である豪くんを慰めたことがきっかけでした。それからかわいそうな男の人を見ると慰めないと、という使命感にかられ今まで本当の好きな人と出会うことはなかったのです。
そこで出会った夏朗さん。失恋して落ち込んでいたものの自身としっかり向き合ってくれる夏朗さんには今まで抱えたことのない気持ちが芽生えます。まっすぐに見つめてくれる気持ちに応えたい、そんな新たな感情に決意して、自身も向き合いたい。この気持ちを語る梅雨彦くんがとても良き。
二人の行く末をぜひ直接読んでいただきたいです。豪くんの気持ちもわからなくはないですが個人的にハピエン強火希望な私は終始イヤでした(笑)スピンオフでこんなに泣くのはなかなか無い素敵作品ですのでぜひ(*’ω’*)!!

